オリジナルのPC版が登場したのは1996年!語り継がれる名作アドベンチャーのリメイク版をプレイしました。
Switch・PlayStation4・Vita・Steamでプレイ可能です。
とてもおすすめゲームですが、プレイ予定の方はネタバレを踏まないようにお願いしたいです。
特に記事が充実しすぎているWikipediaは絶対回避して欲しい。
歴史は非可逆なので…(遺言)
この世の果てで恋を唄う少女YU-NO
この作品はギャルゲー界では革命的な作品扱いで、自分がオタク界に足を踏み入れた時に名前を知りました。
2017年にはリメイク版の販売およびアニメ版が放送され、その時入院していた自分は(全話は見れなかったものの)毎週楽しみにしていました。
ベッドの上ではヒマヒマでしたのでリメイク版を検討したのですが、プレイ可能なハードを持っていなかったので手は伸びなかったようです。
ちなみに入院時は家族計画と久遠の絆をスマホでやってました。
そんな自分ですが、
Nintendo Switch Liteを手に入れたので
一番最初にYU-NOと東方剛欲異聞をダウンロード購入しました。
オールリメイク作品ですが、元のゲームへのリスペクトかつ現代ユーザーにプレイしてもらいという気概が感じられます。
広報も相当頑張ってたんだろうなという感じで発売時の記事がネット上にかなりあるので、プレイ検討中の方にはぜひ読んでもらいたいし、プレイ後の振り返りにもオススメです。
www.famitsu.com
MAGES.の浅田 誠氏、YU-NOをリメイクして世に出してくれてありがとうございます!!!!
www.4gamer.net
corocoro.jp
nlab.itmedia.co.jp
アニメ版の思い出
一部では酷評されがちなアニメ版ですが、原作の世界に気軽に浸れるので自分は良いと思います!
さわりだけ見てからゲームを始めるでも良いかと感じます。
テキスト&フルボイス
ゲームの話に入りますが、まず地の文章がすべてにおいて良い!!
逆転裁判のような総当たりシステムなのですが、画面の至る所を選択することにより、主人公たくや君による味のあるテキストが読めます。
総文量はかなりのものだと思いますが、伝説的シナリオライター・プロデューサーの菅野ひろゆき氏の世界観にどっぷり浸ることができます。
で、ちょっぴりレトロ目なクセあり文章を主人公の有馬たくや扮する林勇氏がフルボイスで読み上げてくれます。
斜に構えた若々しい演技が良くてクリアする頃には林勇氏のファンになってしまいそうでした。
システム(ここからネタバレあり)
A.D.M.S.システムを使い分岐マップを行ったりきたりして話を進めていきます。
序盤は宝玉が足りなかったりで苦労することもありましたが、攻略を見てても(小声)没入感がありました。
(念の為宝玉でセーブしておいたほうが良いのかもしれない… とたくやクンに言われて、宝玉の残りが1だったりすると非常に焦りました)
YU-NOのお話は所謂ループものではありますが、自分が知っているループものって結構長い年月を何度も巻き戻して解決の糸口を探す…という感じだったので(某ひぐらしとか)
主人公が主導権を持って巻き戻すポイントを決めているというのは効率的にも腑に落ちる部分がありました。
A.D.M.S.システムとは別に、通常のセーブ機能もあるので、上手に使って別ルートを開いた時は快感です。
でも最後のパパの独白はセーブしておいてもう一回読みたいな…
リメイク版ではヒント機能もついております
親切で良いです。
ビジュアル関連
リメイク版でグラフィック面が一新されています。往年のファンの方からは賛否両論っぽいですが自分はシンプルな画風で特に気になりませんでした。おじいちゃんキャラもそつなく描いてくれていて良いです。
重要な場面で短いアニメが挿入されているのは良しです!!あとから見返したかったな~
年上キャラが若干幼い顔立ちですが、朝倉香織さんはキャラデザ含めで自分はグッときました。
あとはCGも音楽も背景も大盤振る舞いなのは気持ちがいいですね。
ここイベントCG無いの!?とか 背景合ってない!?っていうギャルゲーあるあるが無い w
キャラと感想
主人公たくやクンは可愛いヒロイン(年上キャラ多め!!!)とお話を進めていきます。
現代編はキャラが立っていてみんな非常に魅力的でした。
一条 美月
たくやクンの元恋人ポジションの年上女性。
豹変した際に攻撃アイテムを使うことでルートが分技するので、ゲームのシステムをつかむことが出来ました。
Switchなのにセクシーシーンも完備❤で素晴らしいです。
余談ですがSwitch移植された他のアダルトゲームのCGが謎の光やトリミングでパンツまで隠されていると、もうちょっと頑張って欲しいと感じます。
島津 澪
声優が釘宮理恵さんのツンデレ同級生。アニメでは彼女のルートが主でした。
最初は地上に出ることに安堵して終えていましたが、剣ノ岬の内部に迫るルートが発覚した時はちょっと感動しました。
澪を探す場面は攻略が無かった時は骨が折れました。ヒント機能有り難い~
武田 絵里子
攻略キャラではありませんが、主人公の味方であり続けてくれる頼もしい女性。
彼女に相談すると頼もしい感じがしますね。
目隠し姿にタバコも声も似合ってる。
朝倉 香織
ニュースキャスターかつ、裏の顔を持つ女性。
大人の女性な雰囲気×セクシーな格好×緑髪が可愛い。今のゲームにはなかなか無さそうな感じです。
主人公との睦言中に、主人公パパとの思い出を回想しているところが可愛いかつ狡猾な感じがあって良いです。
ブルーカードを渡すと後悔します。
波多乃 神奈
主人公のミステリアスな同級生。お家が遠いよ~
クールで何考えているかわからない同級生に近づいていくのってベタだけどドキドキしますね。
彼女の場合は引っ越し歴がすごかったり父親名義の通帳を持っていたりでより顕著。
異世界編が終わった後、彼女が身内かもしれない…だけど深く考えるのはよそう…と考える主人公のシーンは良いです、感慨深いです。
異世界の人々
現代編の出来が良いからか、自分がガチファンタジーが得意ではないからか
異世界のシーンはちょっと中だるみしてしまいました。
YU-NOのインタビューを読むとカニバリズム・近親相姦がよく取り上げられていますが、匂わせる程度に感じます。リメイク時に修正があったのかな?
音楽
音楽が本当に良いです!!!!
夜の探索中のシーンなど強く没入できると思います。
夏なんだけど夜で静かなんだろうとか、主人公はリフレクターデバイスを使っているので、人が少ない夜間は俯瞰してものごとを見ているんだとか。
リメイク版とオリジナル版のBGMを切り替えられるのも嬉しいです。自分は元曲を尊重しつつ、音の種類が増えたリメイク版の方が良いです。
アニメ版のBGMも良しです。(サントラ欲しさにBlu-rayを買った)
だけど100%クリアして夜の学校に行って探索しまくったのですが音楽室には行けませんでした。なんで??
投稿はがき
YU-NOは美少女ゲームなのですが、一番キャラ立ちしているのは主人公のたくやクン!!
生い立ち・存在感・結末ともに主人公とその家族ありきなので主人公を一番デカく描きました。
リフレクターデバイスってよく考えるとサイズ不明なのでアニメや漫画版は手のひらサイズにされています。
メガストアのハガキは漫画版を参考に描きました。(漫画版のツヤベタがキレイだったのでそれも参考に😓)
余談ですが↑のイラストが載ってからこのブログ記事を公開しようと思っていたら、投稿から掲載までに3ヶ月以上かかっていました。
(勿論載せてくれたことに感謝)
メガストアにYU-NOリメイクのイラストが載りました☀
— natane(菜種梅雨) (@ntntU) 2024年3月5日
テキスト総量がすごく多いのに主人公は全部喋ってくれる〜 pic.twitter.com/5QlRVGLRl0
YU-NO、速攻で荷物が運び出されてしまう父親の部屋に最後の最後で入れるの感慨深すぎるし、リフレクターデバイスに10個宝玉が入っているのも達成感がありすぎる
— natane(菜種梅雨) (@ntntU) 2023年8月31日
ここで自分の旅は終わったという感覚に陥る