2023年はカブトムシ(とコクワガタ)を飼いました。
結構色々発見がありましたので今更ながら書いておきます
自分の自己紹介
カブトムシを飼ったのは小学生の時に1度だけです。
奈良県の吉野で取ってきたカブトムシのメスを昆虫のミツで育てました。
で、当時はスーパーやデパートにカブトムシが売ってる時代だったのでカブトムシオスをスーパーで購入し交尾させタマゴを産ませることに成功。
ですがカブトムシについての知識が家族全員無く、土を一度も変えていなかったので理由がわからないままどんどん幼虫は死んでしまいました。
最後の幼虫はいわゆる終齢幼虫までいったのですが黒くなって死んでしまい若干トラウマになりました。
コクワガタゲット
7月末ごろ。自転車通勤の帰り道、田んぼの近くの林でコクワガタのオスを発見。
今年は新居になったこともあり(?)昨年叶わなかったカブトムシを飼おうと思っていたので自転車のトップチューブバッグにコクワを入れて持って帰りました。
また、カブトムシを飼うためのグッズは100均で揃えていたので
セッティングしてコクワを入れました。
…けど、コクワガタは飼っていて面白くない。
サイズは小さいしほぼ土の中に潜っているんです。
生きてるかよくわからないので、コクワには悪いですが飼いがいが無いというのが正直な気持ち
8月4日 カブト入手
その日は同僚にクワガタムシのブリーダーがいたので(今はいないような表記)
カブトムシの捕まえ方のコツを聞いたところ、超長文でおしえてもらったので
「やっぱ早朝やな~明日は長袖とヘッドライト装備していくか~」と、狙っている雑木林近くを自転車で帰宅していると(18時台)、
カブトムシのペアを速攻で発見。
自転車を脇において自転車のライトで照らしつつオスメスを昼食が入っていたタッパーで捕獲!
そのままコクワと同居させました。
カブト虫の捕まえるコツを教えてもらったから、土日に早く起きて行くか〜と思ったら帰り道の横の木に普通にいた。 pic.twitter.com/DDCngjqn20
— natane(菜種梅雨) (@ntntU) 2023年8月4日
この時はオスは揺れるタッパーの中で興奮していたのか、メスを追いかけがちだったので
ペアリングも速攻終了かなと思いました。
気づいたこと
エサをよく食べる
カブトムシはすごくエサを食べます。
2匹+αを入れた飼育ケースにゼリー1個だと、次の日の朝には空になったゼリーのケースがエサ皿つき木を離れ転がってました。
しかも高確率でオスがエサを独占しているように見えます。
近くのドラッグストアに売ってたエサ皿の木を買い足しました。
好き嫌いがある
最初は100均(ダイソー)で購入したヨーグルト味の白いゼリーを買ってあげていたのですが
セリアの6個100円ゼリーと同時にあげてみると食いつきが全然違います。
入っている数量が全然違うので質的なものがあると思いますが、市販の昆虫ゼリーなんでも食べると思っていたのでちょっと予想外でした。
9月になると100均やホームセンター等も虫系グッズの取り扱いがなくなるのでAmazonでゼリーを買い足しました。これは食いつき良好です
※厳密にはこの商品じゃなさそうすごく虫が湧く
ダイソーの昆虫マットで育てていたのですが、9月ころからダニがわきだしました。
ダニは土にわくので、湧きまくったところの土を捨てて新しく購入したダイソーの土を半分入れ直しましたらマシになりました。
コクワガタにはいつもダニがついていますが、ネットで調べたところよくあることということでもうほっときました。
ウジはカブトたちの食欲が減退した10月頃からゼリーまわり、エサ皿の木の裏に湧き始めました。
自分は小さい虫がいっぱいいるのが苦手で夢に出てくるようになったので、エサの交換をならべく家族に頼みました。もうキモすぎて…
(ちなみに小学生のときにカブミツに湧いたウジとは種類が違いました)
で、同僚にはクワガタムシブリーダー(←セミのように夏の終わりにどっかいった)の他、虫・鳥に超詳しいマンがいるので
詳しくきくと、虫がわかないように針葉樹のマットやうさぎのマットを入れて飼うと虫がわかないことを教えてくれました。
ネットでもそういう記事を発見。
でもタマゴを産ませるならやはり腐葉土ということで腐葉土で引き続き育てました。
自分的にはカブトムシはコバエが湧くイメージでしたがコバエ本体は一匹も湧きませんでした。
セリアのコバエよけのシートはしていましたし、我が家は今年に建て替えてからは虫がほぼいないです。
ちなみに今年はカメムシが増殖したということでしたが自分身には感じませんでした
(祖母の家にいったらめっちゃいてビビりました)
ちなみに9月に入れたダイソーの土に謎の幼虫がいました。
他にタマゴらしきものはなかったので、そこらへんのカナブンコガネムシかと思い(詳しい人もこがねっぽいと言ってた)、そのまま入れときました
こいつについては話がややこしくなるので別途
10月になってもまだ死なないカブトムシ
7月末にカブトムシを飼おうとしたときは(カブトムシなら9月に死ぬから世話するのは2ヶ月もないなw)という気持ちでしたが
10月になってもまだ生きています。
長くない?と焦り始めます。
しかもここからウジが湧きだしたのでカブトムシのケースを開けるのが嫌になってきました。
涼しくなりカブト達の食欲は減退しているのでエサは2日に1回ゼリー交換、エサ皿は洗う&天気のいい日はエサ皿を干す等してウジに対策しておりました。
また10月頃からカブト達は土に潜らなくなりました。
ちなみにコクワはエサ皿をウジチェックのためにひっくり返したらいつもくっついてました。
ゼリーを食べているところは見たことがないです。
省エネな虫です。
11月4日 メス死亡
メスが土の上でひっくり返っていました。
自分は「虫って死んだら本当にひっくり返るんだな」と感じました。
触っても動きませんでしたが、死骸をさわりたくなかったしまた蘇生するかもしれないので(しない)そのままにしました。
11月5日 オス死亡 樹木葬
オスがメスの後を負うようにすぐに亡くなってしまいました。
いにしえの虫の飼い方の本↓には「カブトムシが死んだら標本にするかうずめてやろう!」と書いてありましたが
なんか飾ってたら落っことす未来しかなかったので、庭の木の根本に樹木葬をしました。
むし (くらしとかいかた)
その後カブトムシの昆虫ケースの土をひっくり返して探したのですが、やっぱりタマゴは発見されませんでした。
(コクワと謎の虫は元気ですので越冬コースです)
そんな感じでカブト達との夏…というか秋が終わりました。
ウジが湧くのに死なないカブト達に結構やきもきしましたが
大人になってカブトムシを飼うのは全体的には結構楽しかったです。
コクワガタ(と謎の幼虫)は越冬の準備をしたので今は死んででなければ越冬中です。
9月くらいは(来年はカッコよい外国のカブトかクワガタを1匹だけ買おうかな~)とか思ってましたが考え直し中。
ちなみに11月12日に昆虫館の学芸員の方にお会いしたので色々聞いたのですが、
・11月まで生きることはかなりめずらしい
・タマゴがない理由については、土が少なくてタマゴを産むことができなかった可能性がある
という意見をいただきました。