あんこストロベリーブログ

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MILKPOP「愛なしい憂れしい」 感想

愛なしい憂れしい
愛なしい憂れしい

愛なしい憂れしい

レキシタイふのじさんのサンクリspring新刊(例大祭20でゲット)
純狐が失った息子を取り戻すべく奮闘する触手系エログロ漫画(御本人の説明文より)

…奮闘!?
めちゃくちゃオススメの同人誌です。
下記より感想です。


人妖問わず連続殺人が起こっている世界、被害者である椛(負傷)から爪と天狗仲間へのプレゼント(おくるみ)を奪われた事を聞く典。
一方悪夢にうなされる純狐のもとに袿姫が現れる。

ここで袿姫が純狐の子供を思う心を焚き付けるのですがこのセリフが本当~~~に一言一句カッコいい。

「過ぎたる日々の残滓があなたを苦しめる」
「恐れることはありません 夢幻を現へと変えてしまえばいいのです」
「生命とは世界の接続であり輪廻を外れたものにはどんな矢も届かない」

うう…こんな難しくて素敵な言葉を発してくる造形神が来たら怪しくても信じてしまう…

後半、触手とまぐわう純狐のママ感は可愛いし袿姫の反応もすばらしい、そしてみんなめちゃくちゃ狂っている
息子は温かいところに入りたかったから仕方ない


倫理観の欠如したキャラクター、世界観、セリフ、作画すべて最高~~~~で、
この世界をずっと見ていたい気持ちになるのですが
ラストのインパクトは衝撃的でズシリと心にくるものがありました。
例大祭で手にした本で一番面白かったです。
暗いエロは最高…


キャラの絵は最高に可愛いのに
この本は一貫して画面が暗く陰鬱です。
それを終始崩さずコンスタントに表現できるふのじさんは最高に素敵でカッコいいと感じました。

ご本人のサンプルへのリンク(R18G)
www.pixiv.net

白子